ひろしまspread 広島から小さな情報発信

日々のニュースや広島のニュース・出来事を広島人目線で発信します。ときにはネットのビジネス・マーケティングのお話も。そして広島弁で呟き、つっこみます。

台風の被害に遭ったなら

今年は台風の発生が少ないと思ってたら

ここにきて集中している感じですね。

 

今も台風10号が本州に上陸という進路を

辿っています。

 

東北地方の方々には気を付けていただきたいのと

被害が出ないように祈るだけです。

 

台風といえば日本のはるか南に発生して、フィリピン

方面から沖縄方面、そして九州から西日本直撃という

パターンが多かったと思います。

 

こちら広島でも過去に甚大な被害を出した台風が

数個ありました。

 

風による被害、雨による被害、高潮に伴い海水が押し寄せ

てくる被害もあります。

 

海岸に近い場所へのお車の駐車は控えた方がいいと思います。

 

私は損害保険の仕事をしておりましたので、この手の損害

については山ほど体験しております。

 

ですので被害が出てしまった場合の注意点を少しだけ。

 

台風一過後の注意点

猛烈な風が吹いていたかと思うと、さっきまでの

風はなんだったんだというくらい静かになり

天気も良くなります。

 

台風が通過していった後の状態ですね。

外に出てみると我が家が悲惨な状態になっているのを

見て途方に暮れるという事態もあるかもしれません。

 

すぐに応急措置も取らないといけないし、修理も急がないと

いけませんね。

 

この修理代金はどうしようか?という事も頭を過ぎる筈です。

そんな時に対応できるのが火災保険になります。

 

最近の火災保険は風災にほぼ対応していますの保険対象に

なるはずです。ご加入の方は念の為に調べておいた方が

よろしいかと思います。

 

台風通過して壊れている状態ですぐ片付けないといけない。

急修理もしないといけない場合はスマホでも携帯電話でも

いいので取りあえず写真は撮っておいて下さい。

 

全体的な被害が確認できる程度でも構いませんので。

この画像が無い為に保険金の支払いが遅れるケースも

ありますので面倒でも撮っておいて下さいね。

 

特に水による損害で浸水があった場合は必ず撮りましょう。

床上浸水なのか床下なのかで揉めるケースもありますので

こちらも是非写真をお願いします。

 

保険金はすべて支払われるの?

これについては、ご加入の火災保険証券を見ないと

なんとも言えません。

 

風災はOKだけど、水による損害はNGという保険も

あります。

 

一昔前にご加入の長期タイプの火災保険であれば、そのような

担保内容になっている場合もございます。

 

火災保険に加入する時の話なんて、ほぼ憶えていないと推測

します。

 

担保内容が少なくなればそれだけ保険料も安くなりますので

安い方がいいと契約してしまっているケースもあるはずです。

 

せっかく契約しているのに担保できていないという事があって

もいけませんので、これから台風が多くなるこの時期に見直しを

お勧め致します。

 

保険金の回答がまだでした、すみません。

風災担保がある火災保険は、台風損害と認定されれば必ず

対象になります。

 

被害額が20万以上あれば、全額支払いできますという

タイプがまだ多いと思いますが、20万以上であれば

全て支払われます。

 

だったら19万9千円だったら?これは対象外になります。

1円も支払われませんので気を付けて下さい。

 

安心して下さい、業者さんはその辺りよくわかってますので

ちゃんと20万以上にしてくれます。

 

最近の火災保険は、1円からでも支払うタイプや免責を設けて

免責金を差し引いた金額を支払うタイプもあります。

 

例えば免責5万円だったら、総支払い金額から5万差し引かれて

振り込まれます。10万だったら、10万差し引かれます。

 

免責0円であれば、全額という事になりますね。

 

免責金を増やせば、保険料は安くなる図式ですから

少しでも安い方がと思って契約していると万が一の

時にしまった!という事になりますので気を付けましょう。

 

ですので早めの見直しや確認をお勧め致します。

 

愛車が台風で被害に遭った

台風で我が家が壊れてしまった、これは火災保険でカバー

できます。なら自動車は?という事になりますが、これは

火災保険ではカバーできません。車両保険に加入が必要です。

 

車両保険に加入していれば、まず問題はないはずです。

一般車両保険・エコノミー車両保険どちらでもOKです。

 

加入していないのであれば、保険金は下りませんのでご注意を。

 

台風による車の損害って?

走行中もしくは停車・駐車中に屋根瓦や看板など、物が飛来

して損害が出た。木が倒れた。土砂が崩れてきた。水没して

しまった場合です。

 

上記の内容であれば対象になりますので修理代が保険金内

であれば支払われます。但し、免責設定をされている契約

であれば修理金額から差し引かれます。

 

車両保険に加入していないけど、隣の家の一部が飛んできて

車が壊れた。これって請求できる?

 

よくある質問ですが、答えは請求できませんと言わざるを

得ません。

 

猛烈な風が吹き、本来壊れない部分が飛んでしまった。結果

近隣に被害が出てしまった。このようなケースは家の持ち主

の責任ではありませんので請求はできないんです。

 

台風が接近するのはわかっているのに、強い風が想定される

のに物を放置していた。建物の一部が破損しているのに対処も

していなかったという場合は請求の対象になる場合があります。

 

屋根に積んでいた大量の瓦が飛散し、近隣の駐車場の車に

被害を与えたとして賠償義務が発生したケースがありました。

 

これは運が良かった事案で加害者側に支払い能力がありました

ので解決しましたが、支払い能力が無い、責任を感じていない

という相手であれば極めてきびしいかもしれません。

 

ですので自分の事は自分で守るという考え方を持つ方が

いいかもしれません。車両保険のご加入をお勧めしたい

ところです。

 

以上簡単ではありますが、台風損害の心構えをお伝えしました。

保険業務で得た経験と知識もこれからどんどんとお伝えして

いこうと思っています。

 

どうぞよろしくお願い致します。