ひろしまspread 広島から小さな情報発信

日々のニュースや広島のニュース・出来事を広島人目線で発信します。ときにはネットのビジネス・マーケティングのお話も。そして広島弁で呟き、つっこみます。

火災保険請求 台風の場合は?

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台風12号が近づいてきています。

少々大きめの台風のようです。

最新の情報では九州西部から中国地方縦断という

ルートのようですが、該当される地域の方は十分

気を付けていただきたいです。

 

ですが、気を付けていても自然の猛威には勝てません。

強い風によって大切な家が壊れてしまった。

台風に伴う雨で洪水や土砂崩れで被害に遭った。

 

修理や現状復帰に莫大な費用が掛かってしまうけど

どうしよう・・・

 

このような時に対応できるのが火災保険になります。

火災保険は火事の時だけではありません。台風に伴う

雨風の被害についても補償があるんです。

 

補償の詳しい説明はコチラで ↓ ↓ ↓

 

《参照 upin.jp 【火災保険の保険料】知っておきたい補償内容&保険料見直し講座 》

 

台風一過とはよく言ったものだと思います。

過去の経験では風が吹き荒れて恐怖に慄いていたら

徐々に風が弱くなり、そして陽がさしてくる。

 

なんだったんださっきまでの風は?というような

経験です。

 

こんな経験がおありの方はたくさんいらっしゃると

思いますが、保険の仕事をしていた自分にとっては

これからが大変な仕事の始まりです。

 

なぜか?

それは保険金請求の問い合わせが殺到するからなんです。

 

今回の台風で被害に遭われない事を祈るばかりですが、

運悪く被害に遭ってしまった時の保険請求の流れを

ご説明します。

 

風損害の場合は?

強風で家の一部が壊れた。屋根瓦が飛んでしまった。

物が飛んできて壁に穴が開いた。などなど、このような被害

にはもちろん大丈夫です。

 

被害に遭った場合はどうするか。

保険会社に見に来て貰わないと修理に取り掛かっては

いけないの?

 

いえいえ大丈夫です。すぐに修理に取り掛かってもらって

大丈夫です。ですが写真は撮っておいて下さい。

被害箇所がわかれば大丈夫です、数枚お願いします。

 

門や塀、車庫や物置も被害に遭った時の注意点

これももちろん対象になります。ですが落とし穴があるんです。

これらについては火災保険の契約時に申込書に〇をする欄が

あるのです。

 

門・塀含む or 含まない ここでどちらかに〇をする訳です。

車庫などの付属建物も同様です。普通なら代理店は〇をする箇所

なのですが、うっかりしていないケースもあるので必ず確認

がいいですよ。

 

これ、〇が付いていないと1円も保険から出ません。

知らなかったでは洒落にもなりませんので是非ご確認を。

 

修理金額はちゃんと保険から出るの?

 もちろん出ます。出ますがご加入の火災保険によって

内容が異なります。

 

住宅保険・住宅総合保険にご加入の方は、風損害の場合

修理金額20万以上あれば全額下ります。

 

例えば19万円の見積もりだった場合は対象外になります。

ですのでここら辺りは業者さんがよくわかっていますので

20万以上の見積もりを必ず書いてくれるはずです。

 

免責金の落とし穴

 

 

最近の火災保険は20万の縛りがないタイプがあります。

見積もりが極端な話1円からでも出ます。

その代わりに免責金額が設けられているケースが多いのです。

 

免責金額とは、自己負担する金額と考えればわかり易いかも

しれません。設定金額は3万・5万・10万等あります。

 

例えば免責金額10万円設定していますと、見積もり金額が

20万円の場合は10万差し引かれて下ります。

 

これって困っている時の10万は大きいですよ。

あ~免責なしにすればよかったと悔やみます。

 

なぜこんな契約にしたのだろうって思いますよね。

それは保険料安くする為に免責設定するんです。

免責なしにしますと保険料が数千円高くなりますから。

 

私たち代理店が契約時に保険料の説明をしますと必ず

高い!って言われます。それなら免責設定すればこれくらい

は安くなりますがいかがでしょう。

 

と説明します。するとほぼ半数以上のお客様は免責設定

されます。但し、被害に遭った場合は差し引きされてしまい

ますが大丈夫でしょうか?と念を押します。

 

なぜなら、こんな台風の時の支払いで揉めてしまうからです。

絶対こんな会話があります。広島弁バージョンでご案内します。

 

なんでこが~に少の~なるんなら?

(どうしてこんなに少なくなるのですか?)

 

いやいや、契約の時に何回も説明しましたよ。

保険料安くなるけど、もし請求があった時は貰いが少なく

なるって。それでもいいですかって何度も確認しました。

 

ほ~じゃったかいのぉ。

お~なんか言いよったのぉ。

思い出したわぃ、仕方ないのぉ。

(そうでしたか?あっそう言えばおっしゃってましたね。思い出しました。失礼しました)

 

こんな会話が必ずあります。ですので自分を守る為にも必ず

説明しておくんです。

 

ですので免責設定されている方は今一度確認してみて

下さい。困った時には少しでも多い方がいいですから。

 

それでは台風に伴う雨の損害、いわゆる水災についての

お話は次回にしたいと思います。