台風接近中 火災保険の水害補償はちゃんと担保されていますか？

台風１２号が接近中です。

予報をよく確認し、進路に近い地域であれば注意が必要です。

台風の怖さは強い風だけではありません。

雨雲を伴ってやってきます。

雨の損害、いわゆる水害にも気を付けないといけませんね。

川の氾濫、洪水、土砂崩れ等々、甚大な被害が出てしまいます。

先日も東北・北海道地方で多大なる被害・損害が出ております。

またこちら広島でも２６年８月の大規模土砂災害がありました。

これは台風の影響ではありませんでしたが、集中豪雨が引き

起こした出来事です。

どちらにしても雨による被害です。水害には十分に気を付けたい

ものです。 

 

予想進路図では、九州・中国地方西部に被害が出そうですね。

一つ前のブログ記事では台風による風の損害について、保険

請求のお話をしました。

今回は水損害について、火災保険での請求や注意点をご案内

したいと思います。

水災の補償とは？

私が拙い説明するよりは保険会社のホームページの説明を

読んでもらった方がわかりやすいかもしれませんね。

《参照　損保ジャパン日本興亜　www.sjnk.co.jp　補償内容：水災》

こちらで確認してみて下さい。

いやいや、言われなくてもちゃんと火災保険は加入している

から大丈夫。という方はスルーして下さい。

今回、私がお伝えしたい事は火災保険には加入している。

もちろん台風による風の損害についても補償されている。

でも水災補償には加入していなかったという方が時々

いらっしゃるという点なんです。

最近の火災保険は補償ごとに選べる事ができる商品もあります。

以前の主力の火災保険は、水災が補償されている住宅総合保険と

水災の補償が無い住宅保険の２つだった時期があります。

この住宅保険に今でも加入されていらっしゃる方、もしくは

水災補償を選択せずに契約をされている方にアドバイスを

差し上げたいと思います。

水災に運悪く遭ってしまった。大切な我が家が流された。

土砂災害で埋まってしまった。

でも火災保険で補償されているはず。このはずが怖いのです。

もし補償されていなかったら？この先のあなたの暮らしが・・・

ちょっと調べてみませんか？

まず火災保険の証券を調べてみよう

もしご加入の火災保険の商品名が住宅保険であれば水災は

補償されません。

最近加入された方、水災補償に〇が付いてますか？付いてなければ

補償されません。

水災補償が無い方、なぜこのような契約に？

一つ考えられるのは保険料を抑える為に選択した場合だと

思います。

特に住宅保険は住宅総合保険より担保が少ないので安いのです。

住宅ローンを組んだ時に長期の火災保険契約を結ばれた方には

多いかもしれません。

１０年以上の長期契約であれば保険料はかなりの差が出ます。

この為に保険料の安い住宅保険を選択したのかもしれません。

もう一つは、保険対象である建物の周りに川は無い。

もしくは土砂災害の危険も無い地域である。

この理由で担保を外している場合があるかと思います。

ここでそんな被害があるはずが無いと思われているかも

しれませんが、近年は想定外の被害が出る地域もございます。

これに当て嵌まりそうな方は今一度検討してみて下さい。

本当にあった話です、自分のお客様ではありませんが

知り合いのある代理店さんが、ある地域の火災保険契約の

新規を取ってきました。内容は住宅火災保険でした。

もう２０年以上前の出来事でしたが、いまどき住宅保険なんて

売るかねって小ばかにしていました。

斜面に建っているお家だったそうですが、これまで何十年

土砂崩れなんてあった事もない。だから問題ないと契約した

そうです。

契約１週間後、その地域で集中豪雨が発生しました。

今まで起きた事の無い土石流が発生しました。

そのお客様の家が跡形も無く流されてしまいました。

補償は当然ですがありません。その後の話は聞いていません。

私はゾッとしました。もし私が当事者だったら、水災補償を

もっと勧めていただろうかと、危険性を説明していただろうかと。

私はこの出来事を機に火災保険の説明は水害補償を必ず担保

しましょうと説明しております。

人間住む家が無くなるというのは、尋常ではないダメージに

なると思っております。

私の経験からしますと、自動車保険は事細かく質問されますが

火災保険は加入してればいいから、お守りみたいなものだからと

安易に流している節があります。

ですのでこれを機に、今一度火災保険の見直しを一回でいいので

してみてはいかがでしょうか？